Home > 金堀重機ブログ > その他 > 昭和38年の新聞広告より。
9月になって稲の穂も色づき始め、秋のにおいがしてきましたね。
大掃除の秋ということで、先週の日曜日に実家の整理をしたところこんなものが出てきました。
金堀重機の前身である、「金堀モーター商会」の新工場完成の新聞広告です!
日付はなんと昭和38年(1963年)ということで51年前です!!
この金堀モーター商会が後に、重機部門の金堀重機と修理部門のカークリン会津になるわけです。
※詳しくは私たちの歴史をご覧ください。
右がモーター商会社長の小林平八氏、左が金堀重機初代社長の宮澤文雄氏(祖父)。
この新工場が現在のカークリン会津がある場所(一箕町亀賀)
左には祖母が切り盛りしていた金堀食堂もあります。
これが第一工場で現在自宅がある場所(会津若松市追手町)
あいさつ文によると、工場を新設するにあたり、アメリカから機械を仕入れて
東北はもちろん、全国でも少ない板金技術を安価で可能にしたということです。
このころと言えば昭和40年のオリンピックに向けて景気も上向きはじめ、
またそれからのいざなぎ景気によるマイカーブームで、修理工場はとても繁盛していたようです。
私たち中小企業は少しの景気の影響や事故によって傾きやすい分、
常に世の中の動向を意識し、うまく適応していかなければ食べていけません。
金堀重機も実際、姿・形を変えて60年間会津で事業を展開してきました。
また、一枚目の左下に小野瀬工業さんがお祝い広告を載せて頂いています。
小野瀬工業さんも、現在も会津を中心に広範囲でたくさんの工事をやっていらっしゃいます。
このように今まで50年、60年と家族で継承し、続けている会社が会津にはたくさんあります。
きっとこれだけ続くには、時代に対する変化もありますが、変えてはいけないものもあるのでしょう。
それらをよく見極め、これからも会津で地道に商売を続けていける会社にしたいと思った日曜日でした。