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弊社会長・宮澤洋一の葬儀を執り行いました。
2023年8月25日 - お知らせ その他

去る8月18日に弊社の取締役会長である宮澤洋一が、享年68歳にて他界いたしました。

かねてより闘病、療養中でありましたが、6月中頃までは、積極的に活動していたため、ほとんどの方がその事実を知らないまま、突然の訃報をお知らせすることとなってしまいました。

当社を始めとした関係会社5社及び宮澤家による合同葬を行いましたが、葬儀にあたりましては、お見送りのために、たくさんの方々に集まっていただき、またお心のこもった供物を本当に多数賜りました。皆様にお心遣いをいただいた御蔭で、無事に葬儀を終えることができました。誠にありがとうございました。

また、突然のことであるが故、十分にご連絡をすることが出来なかった方々もいらしたかと思いますが、何卒ご容赦ください。

故・宮澤洋一会長(享年68歳)

会長は、私たち金堀重機の創業者・宮澤文雄の長子であり、弊社の3人目の社長を務めました。鍼灸師の資格を持ち、鍼灸院を開業、経営しながら、実の弟の起業したベンチャービジネスを支える事業を多角的に展開する異色の経歴を持ち、バブル崩壊後の建設業が一番厳しいと言われた時代に、弊社の経営を引き継ぎました。リストラを回避するため、職人に技術を教え「足つぼサロン」という異分野へ進出。結果、細々とであったものの、なんとか雇用を守り、不況を乗り越えて、新しい時代へと事業を繋いだ「中興の祖」でありました。

自社の経営に留まらず、長く会津若松商工会議所の常議員、会津地区経営者協会の役員・副会長を務めたほか、ライフワークとして音楽活動にも精を出し、自身がタクトを振る「会津ちろりん村音楽隊」の活動を20年超にわたり継続してきたほか、幕末戊辰戦争の白虎隊の悲劇を描き、各方面から絶賛された「オペラ白虎」の企画の中心人物となるなど、芸術・文化活動でも活躍の機会をいただいてきました。

ファミリービジネスとして、親が築いた会社を引き継ぎながらも、自らの信念を貫き、宮澤洋一らしい方法で、地域を愛し、人を愛し、亡くなる日まで全力で生き抜くことができました。それは、当人のことを多くの皆さまが、支え、愛して下さったからに他なりません。宮澤洋一会長が自由に生きることを認めてくださった全ての皆様に、心より感謝申し上げます。いつもせわしなく動いており、風のようにその場を去っていくため、最後に弊社に来たのがいつだったのか定かではありません。

弊社は今年、創業から68年を迎えていますが、私たちが創業から100年を迎える年に、会長が存命であれば、99歳になるはずでした。よぼよぼになっても歩きながら、皆と100周年を迎えるのを楽しみにしていると笑顔で話していた姿が忘れられません。失って気づく、存在の大きさに打ちのめされそうな思いですが、そのように感じていたのは、私たちだけではなく、多くの方々に、同様に声をかけていただきました。それが、誇らしくもあり、とてもとても残念です。

会長が楽しみにしてくれていた100年企業を実現するのは、残っている私たちであり、その責務を実感しています。人を愛し、地域を愛する気持ちは、私たちの「創業からの原点」であり、洋一会長がそれを大きく育ててくれました。これからも忘れることなく、その意志を繋ぎ、一歩ずつ歩んで、100年、200年と未来に向かって参ります。もちろん、金堀重機だけでなく、関連企業各社、そしてその役職員一同が誠心誠意努力して、お客様にそして地域社会に貢献し続けて参ります。

今後も故人と同様に、変わらぬお付き合いとご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

斎場に用意したメモリアルコーナー、賑やかな写真で故人を思い出していただきました。

福島民報新聞さんには、丁寧な追悼記事を書いていただいたうえ、

綺麗なパネルに仕上げていただき、掲示させていただきました。

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