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こんにちは。金堀重機の斎藤です♪
今日は対談コーナー、第3回目をお送りします!本日のゲストは蛭子さんです。
斎藤:蛭子さんは、「えびす」と読みます。七福神と同じなんて、とってもおめでたい苗字ですよね。
西日本に多い苗字だそうです。それもそのはず、蛭子さんは九州のお生まれなんですよね?
蛭子:私の生まれは九州の大分県で、中学まで九州で過ごしました。
斎藤:九州からはるばる会津へ。どのような変遷があったのでしょうか。
蛭子:中学校を出て叔父のやっている建設会社に20歳まで、関東のほうで仕事をして、
21歳からは長兄が所長をしているトンネル工事の方に行き、東北地方で約10年間トンネルの仕事をしました。
会津若松に来たのは芦ノ牧温泉の先、大川ダムのところにある会津鉄道のトンネル堀りに。トンネル工事は転勤が多く、1~2年で場所を移る仕事です。
30歳を過ぎたころ、そろそろ一カ所で落ち着きたいなと思い、会津若松で仕事を探すことにし、ハローワークで金堀重機の求人票を見つけて面接を受けました。
故郷の大分県佐伯市の海。船には第五蛭子丸の文字。
斎藤:面接のときに、縁起の良い苗字が役にたったと伺いました。
蛭子:先々代の社長より私の蛭子という苗字がめでたいということで、えびすという苗字で入れてもらえることになり今まで働いて来ました。
斎藤:七福神のえびすさんは商売繁盛の神様ですよね!えびすさんが入社してくれたら、ご利益がありそうな感じがします、笑
印象に残っているエピソードはありますか?
蛭子:たくさんあります。私は会社に入ってから圧送の手元、圧送の方で工事の手元、クレーンオペレーターの安全担当と、いろいろ仕事をやって来ました。
まず入社してすぐは圧送の手元、面接を受けて次の日もう実戦です。現場作業は朝早く先輩二人と私の三人で山奥の砂防工事の生コン圧送をしましたが、
この日は仕事がうまくいかず、朝6時から夜の22時ごろまで働きました。なんとたいへんな仕事だ、と思った次の日、先輩と私の二人でまた違う現場へ。
11頃仕事が終わり、圧送車を洗って昼食を食べて13時ごろから昼寝をして、17時までに帰社。昨日とはうって変わり、なんと楽な仕事か?
圧送の仕事は時間も長くたいへんでしたが、春は山菜採り、秋はきのこ採りをしたりして楽しい一面もありました。
笑いあり、厳しいことあり、びっくりしたことあり、てんこもりです!
クレーンで工事の手元をしていた時もいろいろありました。上から物が落ちてきて命拾いしたことも。
圧送のオペレーターのときも、クレーンのオペレーターのときも、書ききれないほどエピソードはたくさんあります。
また、安全担当で大成建設に出向したときも、思い返せば楽しい思い出です。
社員旅行でのひとコマ。みなさん楽しそうですね!
事務所で社員の誕生日祝いをしているところ。
割り箸をタクトにハッピーバースデーの指揮を振る、ひょうきんな蛭子さん🍰
斎藤:圧送の手元、工事の手元。それぞれ仕事が異なるそうですね。
蛭子:圧送の手元は、コンクリートを流す距離が長いときなどに、圧送車に乗るオペレーターのほかに、手元が配管をつないだり、ホースの先を持ったりします。
工事の手元というのは、クレーンには乗らないで、鉄杭を打ったり、そういう仕事をします。
斎藤:オペレーターがひとりでOKな現場もあれば、手元と二人三脚でやる現場もあるんですね!次に、オペレーターの仕事のたいへんなところ、やりがいを教えてください。
蛭子:オペレーターはクレーンオペレーター、圧送オペレーターがあります。クレーンオペレーターのたいへんなところは、大きな車を動かすことです。
現場までの回送、交通安全に気をつかいます。雪道の走行は特に車が大きいため滑りはじめたら停めることがむずかしいので、雪道走行はとくに気をつかいます。
圧送の方も大きな車なので交通事故に注意がいります。醍醐味としては、クレーンだと、吊った品物が合図どおりに取り付け場所などに届いたとき、なんともいえない達成感があります。
圧送の方は現場の土工さんとうまく折り合って仕事がうまく行ったときです。たいへんなところは現場までの道が毎回違うことと、仕事も内容が変わることです。同じ仕事のようで内容は違うからです。
斎藤:天候にも左右されるでしょうし、場所も仕事をする職人さんも毎回変わる。臨場感あふれる仕事、まさに「現場」という感じですね!
工事現場の写真をまとめたフォトアルバム。
付箋のメモ書きから仕事への飽くなき探求心が伝わってきます。
大きなテトラと記念撮影。
テトラの正式名称は「消波ブロック」。海岸や河川の護岸に用いられます。
斎藤:蛭子さんが思う、オペレーターとして必要な資質があればお聞かせください。
蛭子:オペレーターに限らず、どんな仕事もですが、一緒に仕事する人をたいせつに思うこと。相手のことを思いやればすべての操作が荒くならないでスムーズに行くと思います。
斎藤:「恕」という語(相手の立場になって考える、自分がされて嫌なことはしない)をたいせつにしている蛭子さんならではのご回答ですね。
好きな女性のタイプ、奥さまとのなれそめを教えてください♪
蛭子:タイプはとくにありませんが、明るくてやさしい人がいいです。
妻とは、トンネルの仕事を辞めて会津に住もうと考えたとき、知り合いから紹介されました。そのとき、この人と結婚するかも、とピンと来ました。
御婚礼のときのお写真を見せてくださいました✨
今も当時も、柔和でやさしそうな雰囲気をお持ちの蛭子さん。
斎藤:ピンと来たなんて、すてきなお話し、ありがとうございます。ところで、蛭子さんは趣味で家庭菜園をされているとお聞きしました。
蛭子:家庭菜園は30年くらいやっています。育てている野菜はいろいろ、果樹もやっています。
斎藤:蛭子ガーデン。なんだか、東京にある恵比寿ガーデンプレイスみたいですね、笑 蛭子さん、金堀重機の後輩たちへひとことお願いいたします。
蛭子:まず入社したからには自分の会社を好きになってもらいたいと思います。会社が好きになれば仕事と仲間との関係もいい方向に向かいます。
会社のことでここは直したらいいと思うことがあれば自分から進んで対応してください。
斎藤:やりたいことが見つからない若者へアドバイスはありますか?
蛭子:やりたいことが見つからない、若いときはそんな感じと思います。私も若いころは特に考えなく過ごして来たように思います。
でも、会社に入ったらその会社を好きになり毎月頑張っていれば、やりたいことも見つかると思います。
斎藤:若いころから夢がある人、そうでない人、十人十色、いろいろですね。焦らず、一日一日をたいせつに過ごしてほしいですね。
ラストの質問になりました。次の人生があるとしたら、何をしたいですか? 人間としてじゃなくてもいいですよ。
蛭子:次の人生、まず若いときは世界を周ってみたいです。やっぱり人間が良いです。
~編集を終えて~
私が自転車で帰ろうとしたとき、どこからともなく声が聞こえた気がして振り返ると、
遠くで蛭子さんが「気を付けてー」と言いながら、こちらに向かって大きく手をふっていました🚲
いつもだれかを気にかけてくださっている蛭子さん。
いつか、蛭子ガーデンにも伺ってみたいです🍆♪
蛭子さん、ありがとうございました!!