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こんにちは。金堀重機の斎藤です。
中国では1月29日から2月4日まで、春節の連休だったようです。
春節=旧暦のお正月ですので、陰暦だったころの日本では今頃お正月を迎えていたわけです。
会津には、小正月のなごりで、だんごさし🍡という風習があります。
元日を大正月、1月15日を小正月と呼び、小正月にはミズキという木の枝に丸めた団子を挿して、
鶴や亀、鯛、大判小判などを模したオーナメントをクリスマスツリーのように飾り付けます。
今年の節分は、2月2日でしたね。
国立天文台によれば、地球が太陽のまわりを一周するのはぴったり365日ではなく、厳密には365.2422日かかるとのこと。
地球が一周してもまだ0.2422日(約6時間)のずれがあるので、24節気の時刻も6時間ずつズレていくというわけです。
2021年も、今年とおなじく2月2日が節分でした!
そのときは124年ぶりということでちょっと話題になりましたね。
安全大会の日に、社長からみんなへ恵方巻の差し入れ。
恵方巻を食べる山田所長♪
話しは変わり…今朝の出勤セットリストは、
長唄 鶴亀/七世 芳村伊十郎
URBAN GUITAR SAYONARA/NUMBER GIRL
いちごの歌 long long cake mix/銀杏BOYZ
銀河/フジファブリック
雪風/スピッツ
でした♪
雪のふるなかを歩くときは、激しめの曲をえらびます。
曲を聴きながらもくもくと歩いていると、だんだんと自分は無の境地になって来るのですが、
相対的に、無音のはずの雪に音が感じられて来るんですよね。
※スピッツの「雪風」は、ほんわかした曲です。
激しいモードのまま事務所に入っていくと、自分のオーラが殺気立っている気がするので、
最後にスピッツで精神を中和させるイメージです、笑
冒頭の長唄の鶴亀という曲は、激しく弾く部分もありつつ、
全体的に厳かな感じの曲調となっています。
この曲を聴いているのは、今、三味線でお稽古させてもらっているからです。
これは昔から自分に課しているノルマなのですが、
その曲のお稽古が終わるまで、習っている曲を毎日聴くということ。
疲れて三味線を弾けない日もあるけれど、聴くなら何かをしながらでもできます。
すると、脳みそが覚えているので、上達も早いような気がします。
鶴亀は、新春から小正月にかけて、今の時期にぴったりのおめでたい曲です。
「鶴は千年 亀は万年」というように、鶴と亀は古くから長寿の象徴ですよね。
歌詞の内容は、唐(むかーしむかしの中国の王朝)での新春のようすを述べたもので、
不老門で家臣の拝賀を受けた帝が、鶴亀の舞を見て感動し、
みずからも月宮殿(げっきゅうでん)で舞を奏し、長生殿へ戻られるという内容です。
私の好きな部分をご紹介しますね。
庭の砂(いさご)は金銀の 玉を連ねて敷妙の 五百重(いほへ)の錦や 瑠璃の扉
硨磲(しゃこ)の行桁(ゆきげた) 瑪瑙(めのう)の橋
池の汀(みぎは)の鶴亀は 蓬莱山もよそならず 君の恵みぞ ありがたき
この歌詞には、いたるところに宝石がちりばめられています。
金、銀、瑠璃、硨磲(しゃこ)、瑪瑙(めのう)…
瑠璃はラピスラズリ、瑪瑙(めのう)はアゲートとも呼ばれる宝石、
硨磲(しゃこ)はシャコガイの貝殻のことで、
金、銀、玻璃(はり)=水晶 と合わせて古来より七宝(しっぽう)とされていました。
この歌詞を聞いていつも思い浮かべるのは、竜宮城!🏯✨
竜宮城を実際に見たことはないので、
私にとっての竜宮城は、小田急 片瀬江ノ島駅の駅舎なんですけどね♪笑
小田急 片瀬江ノ島駅
月宮殿(げっきゅうでん)は、中国の伝説が由来です。
月には月宮殿という宮殿があり、そこには地上で不老不死の薬を盗み、
薬を飲んで不死身となった嫦娥(じょうが)という女性が住んでいるといわれています。
日本では月宮殿を「月の都」と呼び、かぐや姫が帰っていく場所でもあります🌕
お月見の由来は、嫦娥の夫、后羿(こうげい)が、
月へ逃れた妻を想ってお供えをしたのが始まりともいわれています。
なんだかせつないですね。
月宮殿といえば、「月宮殿」という名のサボテンがあります🌵
おなじく「月宮殿」という名のベコニアもあるんですよ♪
どちらもきれいですよね。
次回から、斎藤と社員のインタビュー?対談?コーナーも掲載していきたいと思いますので、
お楽しみに!
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました✨